就職が決まった日の嬉しさ
就労移行支援で働いていると、利用者さんの就職が決まる日は特別な日です。
職員一同、そして通所されている他の利用者さんとも喜び合っています。
履歴書作成。
面接練習。
職場実習。
たくさんの準備を重ねてきた利用者さんが、ようやく新しい一歩を踏み出します。
けれど、実は就職が決まった瞬間がゴールではありません。
むしろ、本当のスタートはそこからだと思っています。
就職後に始まる新しい課題
就職が決まっても、不安がなくなるわけではありません。
新しい仕事を覚えること。
職場の人間関係。
通勤の疲れ。
生活リズムの変化。
誰でも環境が変われば不安になります。
特に障害のある方の場合、環境の変化によるストレスが大きくなることもあります。
だからこそ、就職後のサポートが大切になります。
定着支援ってどんなことをするの?
就職後も、定期的に面談や訪問を行います。
仕事で困っていることはないか。
体調面で無理をしていないか。
職場で言いづらいことはないか。
そういったことを一緒に確認していきます。
時には利用者さんの代わりに企業へ相談することもあります。
反対に、企業側の思いや要望を利用者さんへわかりやすく伝えることもあります。
私たち支援員は、利用者さんと企業の間に立つ橋渡し役のような存在です。
少しでも長く安心して働けるようにサポートしています。
また、仕事に関することだけではなく休日の過ごし方や生活面での安定も欠かせません。
お金の管理や通院はしっかりできているかなど、必要に応じて生活面の相談にものります。
長く働くために大切なこと
定着支援をしていて感じるのは、困った時に相談できることの大切さです。
誰でも仕事をしていると悩みはあります。
ミスをすることもあります。
落ち込むこともあります。
そんな時に一人で抱え込まず、相談できる人がいることは大きな安心につながります。
就職はゴールではありません。
長く働き続けることが本当の目標です。
だからこそ、困った時に助けを求める力も大切だと感じています。
私が嬉しかった出来事
以前、飲食店へ就職された利用者さんがいました。
就職後しばらく経った頃、プライベートで職場の方と食事に行く機会がありました。
その時にふらっと入ったお店が、その利用者さんの勤務先だったのです。
店内を見ると、その方が働いていました。
就労移行を利用されていた時はさまざまな不安を抱えていたこともありました。
就職活動も簡単ではありませんでした。
けれど、その日の彼女の姿は違いました。
明るい笑顔で接客をしながら、店内を軽やかに動き回っていたのです。
その姿を見た時、
「頑張っているな」
「本当に就職して良かったな」
と心から嬉しくなりました。
定着支援をしていると、就職した後の成長を見る機会があります。
私は就職が決まった瞬間も嬉しいですが、こうして利用者さんが自分らしく働いている姿を見る時に、
支援員としての喜びを強く感じます。
就職はゴールではありません。
その人らしく働き続ける未来こそが、本当に大切なことなのだと思います。


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