小さな成功体験が人を変える

支援員の視点

最初から自信がある人は少ない

就労移行支援に来られる方の中には、自信を失っている方が少なくありません。

働けなかった経験。

失敗した経験。

体調を崩した経験。

人間関係で悩んだ経験。

様々な経験を重ねる中で、

「自分にはできない」

「どうせまた失敗する」

と思ってしまう方もいます。

だからこそ、最初から大きな目標を目指す必要はないと私は思っています。

最初の一歩は本当に小さい

就職という言葉だけを見ると、とても大きな目標に感じます。

でも実際は、その前にたくさんの小さな一歩があります。

朝起きること。

決まった時間に通所すること。

挨拶をすること。

人と話すこと。

1日を無事に過ごすこと。

当たり前に見えるかもしれません。

でも、それまで苦労していた人にとっては大きな挑戦です。

私は現場で、その小さな一歩を何度も見てきました。

小さな成功が自信になる

以前、生活リズムが大きく崩れていた利用者さんがいました。

昼夜逆転が続き、朝起きることが難しい状態でした。

最初は連絡さえ取れない日もありました。

通所も安定しませんでした。

それでも支援員と一緒に少しずつ生活リズムを整えていきました。

毎日同じ時間に起きる。

朝日を浴びる。

少しずつ通所日数を増やしていく。

そんな積み重ねを続けた結果、安定して通所できるようになり、最終的には就職へとつながりました。

いきなり就職できたわけではありません。

小さな成功体験の積み重ねが、大きな自信につながったのです。

支援員として大切にしていること

私は利用者さんの小さな変化を見逃さないようにしています。

昨日できなかったことができた。

少し表情が明るくなった。

自分から話しかけられた。

相談ができた。

そんな変化を見つけた時は、一緒に喜ぶようにしています。

本人にとっては当たり前に感じることでも、振り返ると大きな成長だったりするからです。

人は急には変わらない

支援員として働いていて感じるのは、人は急には変わらないということです。

だからこそ焦る必要もありません。

一歩進んで、時には立ち止まる。

また少し進む。

その繰り返しです。

就職も同じだと思います。

大きな変化は、突然起こるものではありません。

毎日の小さな成功体験が積み重なった先にあります。

私はこれからも、目の前の利用者さんの小さな一歩を大切にしたいと思っています。

そして、その一歩を一緒に喜べる支援員でありたいと思っています。

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