「働きたい」という気持ちはみんな同じ
就労移行支援についてお話しすると、
「どんな人が利用しているんですか?」
と聞かれることがあります。
実は、この質問に一言で答えるのはなかなか難しいです。
なぜなら、利用されている方が本当にさまざまだからです。
年齢も違う。
これまでの経験も違う。
抱えている悩みも違う。
でも、一つだけ共通していることがあります。
それは、
「働きたい」
という気持ちです。
その思いを胸に、それぞれのペースで就職を目指しています。
働くことに不安を抱えている人
利用者さんの中には、
「働きたいけれど自信がない」
という方がたくさんいます。
長い間仕事から離れていた方。
人間関係に苦手意識がある方。
体調面に不安がある方。
過去に仕事でつらい経験をした方。
中にはご自身で会社を経営されていた方、就労経験がない方。
理由は本当に人それぞれです。
働く意欲がないわけではありません。
むしろ働きたい気持ちはある。
でも、その一歩を踏み出すことが難しい。
そんな方が多く利用されています。
障害特性との向き合い方を学ぶ人
就職活動そのものよりも、
まずは自分自身を理解することから始まる方もいます。
自分はどんな環境が合うのか。
どんなことが得意で、どんなことが苦手なのか。
困った時はどう対処すればいいのか。
支援員との面談や日々の訓練を通して、自分自身への理解を深めていきます。
私自身、この仕事を始めてから、自分を知ることの大切さをたくさん教えてもらいました。
一人ひとり違うからこそ支援も違う
利用者さんを見ていると、
同じ支援が全員に合うわけではないことを実感します。
すぐに就職活動を始める方もいます。
まずは生活リズムを整えることを目標にする方もいます。
人と話すことから練習する方もいます。
だから就労移行支援では、一人ひとりに合わせた支援を大切にしています。
私は、その人のペースで進めることが何より大切だと思っています。
私が現場で感じること
就労移行支援を利用される方と関わっていると、
皆さん本当にたくさんの不安を抱えています。
ご自身の問題だけじゃなく親、兄弟、家族に関する悩みもたくさんあります。
でも同時に、
「変わりたい」
「働きたい」
という思いも持っています。
私はそんな姿に何度も勇気をもらってきました。
就労移行支援は、働くことを諦めない人たちが集まる場所。
そして、一人では難しかった一歩を一緒に考えていく場所なのだと思っています。
次回は、「就労移行支援と就労継続支援の違い」についてお話ししたいと思います。


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