言葉は思っている以上に残る
支援員として働いていると、利用者さんに声をかける機会がたくさんあります。
その時は何気なく伝えた言葉でも、後になって思いがけない形で返ってくることがあります。
以前、就職が決まった利用者さんへ、小さな付箋にメッセージを書いてお渡ししたことがありました。
ちゃんとしたお手紙に書く方がよかったのですが、私と会う最後の日というのが急に決まり最後となった日でした。
特別な言葉ではありません。
就職を応援する、ほんの一言でした。
その後、その方とはしばらく会う機会がありませんでした。
ところが数年後、再びお会いする機会がありました。
その時に聞いたのです。
「あの時のメッセージを、職場の見える場所に貼っていました」
お守りのように、毎日見ていたそうです。今はもうボロボロだけど大切に持ってらっしゃいました。
その話を聞いた時は、本当に驚きました。
そして同時に、胸がいっぱいになりました。
支援員が忘れていても、利用者さんは覚えている
別の方からも、
「あの時に言われた言葉を今でも覚えています」
と言っていただいたことがあります。
私自身は、何気ない会話の一つだったかもしれません。
でも、その方にとっては大切な言葉として残っていた。
そう考えると、支援員としての言葉の重みを改めて感じます。
もちろん、いつも正しいことを言えるわけではありませんし、完璧な支援員でもありません。
それでも、その時その人と真剣に向き合った時間は、きっと何かの形で残っていくのだと思います。
嬉しい再会
就職後に安定して働いている方から、お手紙やメッセージをいただくことがあります。
近況報告をしてくださったり、
「頑張っています!」
と伝えてくださったり。
その度に嬉しい気持ちになります。
就職はゴールではなく、新しいスタートです。
だからこそ、その後も元気に過ごしていることを知ると安心します。
忘れられないのは、信頼してもらえたこと
利用者さんとの関わりの中で、印象に残っている出来事はたくさんあります。
でも振り返ってみると、私が本当に嬉しかったのは、何か特別な成果ではありません。
言葉を覚えていてくれたこと。
相談相手として頼ってくれたこと。
そして信頼してもらえたこと。
その一つひとつが、今でも私の支えになっています。
支援員として働いていますが、利用者さんとの出会いの中で学び、支えられてきたのは私の方なのかもしれません。


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