失敗が怖いのは当たり前
就労移行支援を利用される方の中には、
「失敗したくない」
「怒られたくない」
「迷惑をかけたくない」
という気持ちを強く持っている方がいます。
私自身もそうですが、失敗は誰だって怖いものです。
だから新しいことに挑戦する時ほど、不安になります。
でも私は支援員として働く中で、失敗は悪いことばかりではないと感じるようになりました。
就労移行支援は失敗できる場所でもある
就職してから大きな失敗をすると、本人も企業も困ってしまうことがあります。
だからこそ就労移行支援では、就職する前にたくさん経験することが大切だと思っています。
実習もその一つです。
実習は企業で働く体験をする場所ですが、同時に自分の課題を知る場所でもあります。
うまくできないことが見つかることもあります。
思ったような評価がもらえないこともあります。
でも、それは決して無駄ではありません。
むしろ成長のきっかけになることがあります。
実習で大きく落ち込んだ利用者さん
以前、美容関係の仕事を目指していた利用者さんがいました。
実習に行く前は、とても意欲的でした。
しかし実習後、企業から厳しい評価を受けてしまいました。
本人はとても落ち込んでいました。
自信を失い、
「自分には向いていないのかもしれない」
と話していたことを覚えています。
実習後は訓練にもなかなか身が入らず、気持ちの整理ができない時期もありました。
失敗から見えた課題
私たちは面談を重ねました。
なぜうまくいかなかったのか。
何が足りなかったのか。
逆に良かった部分は何だったのか。
一緒に振り返っていきました。
すると課題が少しずつ見えてきました。
そこで、その課題を補うためのカリキュラムを組み直し、訓練内容も見直しました。
本人も少しずつ前を向き始めました。
失敗が成長につながることがある
結果として、その利用者さんは大きく成長しました。
もし実習で良い評価だけを受けていたら、気づけなかった課題だったかもしれません。
失敗したからこそ見えたことがありました。
落ち込んだからこそ考えられたことがありました。
そして、その経験が次の成長につながりました。
失敗は終わりではない
私は支援員として働く中で、
失敗しない人よりも、失敗から学べる人の方が強いと感じています。
失敗した時に立ち止まる。
振り返る。
助けを求める。
そしてまた挑戦する。
その繰り返しが成長につながります。
だから私は利用者さんにも伝えたいと思っています。
失敗しても大丈夫。
就労移行支援には、失敗から学べる環境があります。
失敗は終わりではありません。
次の一歩を踏み出すための、大切な経験なのだと思います。


コメント